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【日露首脳会談へ】終戦から71年経過で1万人以上死亡 北方領土元島民6600人、平均年齢80歳超に 風化防止が課題

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【日露首脳会談へ】
終戦から71年経過で1万人以上死亡 北方領土元島民6600人、平均年齢80歳超に 風化防止が課題

北方四島の元島民数 北方四島の元島民数

 終戦当時、北方4島では約1万7千人の日本人が生活していたが、その直後にソ連が4島を一方的に占拠。昭和24年までに全ての日本人を強制退去させ、ソ連の人々を移住させた。

 強制退去を受けた元島民はすでに1万人以上が死亡しており、6641人(今年3月末現在)にまで減少している。平均年齢も80・7歳(同)になり、問題解決に向けた展望が見えない中、風化防止が喫緊の課題だ。

 島別の元島民数は、歯舞群島2096人(終戦時5281人)▽色丹島360人(同1038人)▽国後島2775人(同7364人)▽択捉島1410人(同3608人)。

 元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」などは「返還運動を新しい世代につないでいかないと風化してしまう」として、元島民2世、3世を対象としたセミナーや語り部事業の伝承など、後継者の育成を進めている。一方、国民に向けた啓発活動も実施。キャラバン隊を結成して全国を訪問し、早期の問題解決を訴えている。

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