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終盤国会、再延長なし 民進、IR法案は内閣委で採決せず 与党、参院内閣委員長解任か

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終盤国会、再延長なし 民進、IR法案は内閣委で採決せず 与党、参院内閣委員長解任か

参院本会議で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の承認案と関連法案が成立し、拍手する議員たち。終盤国会は緊迫の度合いを増している=9日午後(斎藤良雄撮影) 参院本会議で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の承認案と関連法案が成立し、拍手する議員たち。終盤国会は緊迫の度合いを増している=9日午後(斎藤良雄撮影)

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案と関連法案が9日成立したことで、与党は14日までの今国会会期を再延長せず、年金制度改革法案などの成立を図る方向だ。最後の焦点はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案だが、民進党は審議の場である参院内閣委員会で、難波奨二委員長(民進)に採決させない方針を決定。安倍晋三内閣に対する不信任決議案の提出も視野に徹底抗戦する構えだ。

 民進党の江田憲司代表代行は9日の記者会見で、IR法案について「採決阻止、廃案に追い込むというのが衆参幹部も一致した方針だ」と強調した。

 自民党は13日に参院内閣委での法案採決を目指しているが、難波氏が委員長のままでは難しいのが実情だ。このため、難波氏の内閣委員長の解任決議案を可決して自民党出身の委員長に交代することや、委員会採決を省き、本会議で「中間報告」した上で採決することも検討している。

 一方、年金法案は13日の参院厚生労働委員会で採決し、14日の参院本会議で成立する見通しだ。自民党幹部は「IR法案のためだけの再延長は考えづらい」と指摘。吉田博美参院幹事長は9日の記者会見で、再延長は「念頭にない」と語った。

 民進党の蓮舫代表は9日、内閣不信任決議案などの提出も視野に入れる考えを表明。「われわれが持ちうるさまざまな手段の全てを排除しない」と述べた。(豊田真由美)

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