産経ニュース

防衛費、過去最大の5.1兆円へ 29年度予算案、中国・北朝鮮対応

ニュース 政治

記事詳細

更新


防衛費、過去最大の5.1兆円へ 29年度予算案、中国・北朝鮮対応

11月19日、南スーダン派遣施設隊の壮行行事の後で記者団の質問に応じる稲田朋美防衛相=陸自青森駐屯地(三尾郁恵撮影) 11月19日、南スーダン派遣施設隊の壮行行事の後で記者団の質問に応じる稲田朋美防衛相=陸自青森駐屯地(三尾郁恵撮影)

 政府が平成29年度予算案で、防衛費を過去最大の5兆1千億円程度とする方向で調整していることが1日、分かった。防衛費を当初予算ベースで増額するのは、第2次安倍晋三政権の25年度以降、5年連続。日本周辺の海空域で挑発行為を続ける中国、北朝鮮や不安定さを増す国際情勢への対応を強化する。

 国内総生産(GDP)に対して1%を上回らない状態は維持される見通し。防衛省は概算要求で5兆1685億円を要求していた。政府は月内に編成する28年度第3次補正予算案でも防衛費を積み増す方針だ。

 海洋進出が激しい中国を念頭に、沖縄周辺などの離島防衛を強化する。北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返しており、ミサイル防衛(MD)など装備調達を進める。サイバー攻撃などへの対応も進める。

 30年度までの5年間の中期防衛力整備計画(中期防)では、対象経費について年平均0.8%増を見込む。政府は29年度も0.8%程度の伸びを維持する考えだ。トランプ次期米大統領が同盟国の負担増を求めており、米国からの防衛費増額の圧力も背景にあるとみられる。

 防衛費は28年度に5兆541億円と初めて5兆円を突破した。

関連ニュース

【米大統領にトランプ氏】トランプ氏側近「日本の防衛費は20年変わっていない」 民進・長島昭久氏との会談で

「ニュース」のランキング