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【主張】サイバー攻撃 「第5の戦場」を勝ち抜け

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【主張】
サイバー攻撃 「第5の戦場」を勝ち抜け

 サイバー空間では、敵対的な国家や勢力から日常的に攻撃が仕掛けられており、標的は政府、民間を問わず広範囲に及んでいる。

 油断なく撃退していかなければ平和を保てない時代であることを改めて認識するときだ。サイバー空間で「実戦」が繰り広げられている現実を直視し、備えを急ぐべきである。

 防衛省・自衛隊の「防衛情報通信基盤(DII)」がサイバー攻撃を受け、陸上自衛隊のシステムに侵入された。敵対的な国家がかかわる組織的攻撃を疑わざるを得ない状況だ。

 軍事用の通信ネットワークは、最重要の防衛対象である。

 稲田朋美防衛相は会見で、自衛隊の対処能力を明らかにできないとして、侵入された事実の確認を避けた。情報流出などの損害は「確認されていない」という。

 説明通りであればよいが、攻撃の有無や程度について徹底的に調べてもらいたい。

 現代の軍事組織は、情報収集や指揮統制、通信など、戦いのあらゆる局面でコンピューターやそのネットワークを駆使する。

 外部に対しては閉じているべきネットワークに侵入されれば、機密情報を盗まれ、偽情報を埋め込まれてしまう。ネットワークの機能が阻害されれば、陸海空の自衛隊は十分な戦力を発揮できず、戦わずして敗れかねない。

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