記事詳細
河野克俊統合幕僚長、北方領土の地対艦ミサイル配備に「オホーツク海防護のための軍事拠点化」
自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長は24日の記者会見で、ロシア軍が北方領土の国後島と択捉島に地対艦ミサイルを配備したとされることについて「ソ連時代からオホーツク海は彼らにとって重要な海域になっている。その防護という観点から、北方領土を含めた地域での軍事拠点化が進められていると思う」と述べた。
北方領土の地対艦ミサイルをめぐっては、インタファクス通信が22日、露軍が択捉島に「バスチオン」、国後島に「バル」をそれぞれ配備したと報じた。地対艦ミサイルはショイグ露国防相が今年3月、年内にクリール諸島(北方領土と千島列島)に配備する計画を明らかにしていた。