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【憲法改正】議論前進の責務は自民党にあり 国民の権利を奪うな 自主憲法の党是はどこへ?

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【憲法改正】
議論前進の責務は自民党にあり 国民の権利を奪うな 自主憲法の党是はどこへ?

衆院憲法審査会で意見表明する中谷元前防衛相(左から2人目)=17日午前、国会・衆院第18委員室(斎藤良雄撮影) 衆院憲法審査会で意見表明する中谷元前防衛相(左から2人目)=17日午前、国会・衆院第18委員室(斎藤良雄撮影)

 17日の衆院憲法審査会は自民党からも具体的な問題提起が少なく、改憲議論の先行きに不安を感じさせた。16日の参院憲法審では9条をはじめとする現行憲法の問題点の指摘が相次いでいただけに、主戦場である衆院の低迷は残念だ。

 現行憲法の制定経緯がテーマだったとはいえ、憲法に自衛隊の存在が明記されていないという最大の欠陥に対し、明確な主張はほとんどなかった。

 自民党憲法改正推進本部は他党とのイデオロギー対立を避けるため、9条改正を当面の改憲課題としない。保守色が強く、民進党に批判された党改憲草案をわざわざ棚上げまでした。

 だが、16、17両日の憲法審で、民進党は改憲草案や安全保障関連法への批判を展開した。自民党が歩み寄ったところで政権批判をやめてはくれない。

 今国会の会期は66日間で、すでに50日が過ぎた。つまり、今国会で改憲項目を議論するつもりはないということだ。停滞の最大の原因は民進党の消極姿勢だが、前進させる責務は憲法改正を党是に掲げる最大政党の自民党にある。日本維新の会の小沢鋭仁氏が17日、「勉強をずっと続けている。時代(の変化)は待ってくれない」と主張した通りだ。

 産経新聞をはじめ多くの世論調査で、憲法改正に賛成する人が反対を上回る。国民投票で判断する機会を与えないどころか、具体的な議論すらしないのは国民の権利を奪う行為に他ならない。(政治部 田中一世)

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