産経ニュース

【話の肖像画 再掲】保守政治家の最長老・奥野誠亮(100)(2) 国守れぬ憲法は無意味

ニュース 政治

記事詳細

更新

【話の肖像画 再掲】
保守政治家の最長老・奥野誠亮(100)(2) 国守れぬ憲法は無意味

日本記者クラブで講演する奥野誠亮氏=2015年11月19日、東京千代田区 日本記者クラブで講演する奥野誠亮氏=2015年11月19日、東京千代田区

 保守合同が昭和30年にあって、憲法改正の実現が期待されましたが、自民党は衆参各院の「3分の2以上」の議席をなかなか得られなかった。そこで自民党は、憲法改正をあまり言わないようになりました。

 〈鈴木善幸内閣の法相だった昭和55年、国会答弁で自主憲法制定の信念を披露した。「国民の間から、自分たちで自由な議論をして、憲法を作ろうじゃないかという気持ちが出てくることが好ましい」と問題提起したのである。野党が閣僚辞任を要求したが応じなかった〉

 アメリカは、今は大切な同盟国ですが、占領初期の対日方針(20年9月)には「日本が再びアメリカの脅威とならないようにすること」とありました。この日本弱体化政策の一環が、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とする今の憲法の制定でした。

 憲法前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」して「われらの安全と生存を保持しようと決意した」なんて書いてある。いい日本にしようという憲法ではないんですよ。

 占領中は、日本の国会も政府も自主的活動はできませんでした。国会へ法律を出すのも、審議で修正するのも、その議決が賛成でも反対でも、事前に連合国軍総司令部(GHQ)の承認を受けなければならなかった。憲法も同じです。こういうことを若い人に知ってほしい。

続きを読む

関連ニュース

【話の肖像画 再掲】保守政治家の最長老・奥野誠亮(100)(4) 若い人たちに期待する

「ニュース」のランキング