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【産経抄】東京五輪ボート会場問題…選手以外の関係者が政治ゲームにうつつを抜かしていては問題の解決は遠のくばかりだ 10月20日

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【産経抄】
東京五輪ボート会場問題…選手以外の関係者が政治ゲームにうつつを抜かしていては問題の解決は遠のくばかりだ 10月20日

握手を交わすトーマス・バッハIOC会長と小池百合子都知事=18日午後、都庁(荻窪佳撮影) 握手を交わすトーマス・バッハIOC会長と小池百合子都知事=18日午後、都庁(荻窪佳撮影)

 昭和24年に太宰治の墓前で自殺を図り、36歳で世を去った作家の田中英光(ひでみつ)は、元ボート選手だった。7年に開催されたロサンゼルス五輪に、早大クルーの一人として出場している。その8年後に発表したデビュー作『オリンポスの果実』は、日本選手団を乗せて横浜とロスを往復した大洋丸の船上が舞台となっている。

 ▼「ぼく」が、走り高跳びの女子選手に独りよがりの恋情を抱く物語は、まったくのフィクションらしい。ただ、普段は付き合いのない他競技の選手同士が、長い船旅で交流を深めたのは事実である。ロス五輪は、大がかりな選手村が用意された、初めての大会でもあった。

 ▼2020年東京五輪・パラリンピックのボート会場問題が、混迷を極めている。東京都臨海部の「海の森水上競技場」と宮城県の「長沼ボート場」、埼玉県の「彩湖」の整備費が、日替わりで「乱高下」する有り様だ。とうとう、いかにもあやしげな韓国開催案まで浮上してきた。

 ▼日本ボート協会の理事長は、「アスリートファースト(選手第一)」の観点と断って、首都圏での開催を強く主張していた。離れた場所で他の競技の選手と別に過ごすことになれば、世界選手権と変わらないというのだ。

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