産経ニュース

【主張】五輪会場問題 整備費を明示し前へ進め

ニュース 政治

記事詳細

更新

【主張】
五輪会場問題 整備費を明示し前へ進め

宮城県登米市の長沼ボート場=(小型無人機から) 宮城県登米市の長沼ボート場=(小型無人機から)

 2020年東京五輪の競技会場計画が定まらない。東京都も大会組織委員会も、いつまで迷走を重ねるつもりか。

 小池百合子知事はボート、カヌー会場を臨海部の「海の森水上競技場」から宮城県登米市の「長沼ボート場」へ変更する案に前向きだ。組織委や競技団体は「海の森」での開催を主張するが、批判を浴びる巨額の整備費については中身のある改善策を示していない。会場問題を道具にした都との不毛な主導権争いは見苦しくさえある。

 小池知事と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は18日に会談し、都と組織委、政府、IOCの4者による作業部会を設置することで合意した。ボート、カヌーやバレーボール会場などの移転や、コストの見直しについて検証する。

 組織委が財政面での責任を取れない以上、都が主導権を持つしかあるまい。いまはIOCとの共同歩調により、会場計画や大会予算の確定を急ぐべき時期だ。

 整備費は「海の森」が519億円、「長沼」が351億円、もう一つの候補地に挙がる埼玉県戸田市の「彩湖(さいこ)」が558億円とされるが、いずれの数字も必要性の根拠に乏しい。関係組織は中身を伴う整備費を示し、作業部会での検討を煮詰めてほしい。

続きを読む

関連ニュース

【東京五輪】混乱収拾乗り出すIOC・バッハ会長 小池百合子都知事の「復興五輪」に「原則論」で切り返し

「ニュース」のランキング