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【TPP】「気の緩みだ!」政府・自民に公明激怒 山本有二農水相も「強行採決」、発言撤回も衆院TPP特別委は紛糾

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「気の緩みだ!」政府・自民に公明激怒 山本有二農水相も「強行採決」、発言撤回も衆院TPP特別委は紛糾

衆院TPP特別委員会が開会され、自らの発言を取り消しお詫びする山本有二農水相=19日午後、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影) 衆院TPP特別委員会が開会され、自らの発言を取り消しお詫びする山本有二農水相=19日午後、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案と関連法案をめぐり、山本有二農林水産相が18日に強行採決が選択肢と受け取れる発言をし、衆院TPP特別委が19日、紛糾した。目標とする今月中の衆院通過を控えた中での不用意な発言に、連立を組む公明党は「政府の気の緩みだ」と激怒。それでも政府・与党は同日夜、民進党などが退席した中で審議を進めたが、大きな禍根を残した。

 真っ先に山本氏糾弾の声を上げたのは野党ではなく、公明党だった。19日朝の自民党幹部との会談で、井上義久幹事長は「問題ある発言で、すぐに対応すべきだ」と批判。自民党の二階俊博幹事長が陳謝した上で直ちに菅義偉官房長官に「緊張感を持ってやってほしい」と申し入れ、菅氏が山本氏を厳重注意した。

 山本氏は18日夜に開かれた自民党の佐藤勉衆院議院運営委員長のパーティーで「野党は『強行採決するやろ』と安倍晋三首相に聞くが、私は内心思っている。強行採決するかどうかは佐藤さんが決めるんだ」と述べた。会場は笑いに包まれた。公明党が怒りを募らせるのも無理はない。TPP関連の政府・自民の緩みはこれで2回目だからだ。

 9月29日には、特別委理事だった福井照衆院議員が「強行採決で実現する」と述べ、理事辞任に追い込まれた。その際、二階氏は「言動に注意してほしい」と党内に粛正を求めていたにもかかわらず、今度は担当の閣僚が失態を演じた。

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