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【国民の自衛官横顔(7)】陸上自衛隊第8通信大隊陸士会 自衛隊サンタ、児童施設を慰問

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【国民の自衛官横顔(7)】
陸上自衛隊第8通信大隊陸士会 自衛隊サンタ、児童施設を慰問

児童養護施設を慰問し、子供たちと会食を楽しむ陸上自衛隊第8通信大隊陸士会の隊員たち(大村報徳学園提供) 児童養護施設を慰問し、子供たちと会食を楽しむ陸上自衛隊第8通信大隊陸士会の隊員たち(大村報徳学園提供)

 毎年クリスマスイブになると、鹿児島県薩摩川内市の児童養護施設「大村報徳学園」には“自衛隊サンタ”がやって来る。隊内で集めたカンパで買ったプレゼントを持参し、1泊の泊まりがけで非番の陸士会有志十数人で訪れ、子供たちと遊び、交流を深めている。

 「ここまで続くと、誇るべき恒例行事になった」。水町忠男先任上級曹長(53)は笑顔で語る。始まりは昭和45年夏。第1中隊が同市の海水浴場で水難救助訓練を行った際、施設の児童たちが海水浴に来ていた。家庭の事情で親元を離れて暮らす子供たち。引率の先生から話を聞いた隊員有志は「自分たちに何かできることはないか」と考え、同年12月から交流の慰問活動を始めたという。

 46回目の訪問となった昨年のイブには、陸士会代表の吉永稜麻陸士長(23)ら若い隊員13人がマイカーに乗り合わせて向かった。公園でドッジボールやサッカーを楽しみ、食事会で子供の出し物を観賞、プレゼントを渡した。「帰るとき、小さい子たちは泣いて別れを惜しんでくれた。温かく見送ってくれた子供たちの姿が忘れられない。また来たいと思った」。吉永陸士長は振り返った。

 毎年4月の第8師団創立記念行事には、同施設から児童たちが遊びに来る。白石浩幸第1中隊長(40)は「ぬくもりや優しさを提供する代わりに、陸士会隊員たちも元気をもらって帰ってくる。今後も続くよう活動を支援したい」と目を細めた。(谷田智恒)

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