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【正論】北、次は核弾頭付きミサイルを太平洋に発射か 最悪の事態を想定した「防衛力再構」が緊要だ 拓殖大学総長・森本敏

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【正論】
北、次は核弾頭付きミサイルを太平洋に発射か 最悪の事態を想定した「防衛力再構」が緊要だ 拓殖大学総長・森本敏

森本敏氏 森本敏氏

 北朝鮮を6カ国協議の席につかせて核放棄を促すとか、国連制裁によって北朝鮮の非核化を実現するといった手段は中国が本気にならなければ実現しない。中国は北朝鮮の核開発を歓迎していないと思われるが、北朝鮮に圧力をかけて体制の崩壊を招くことは国益に反すると思っているであろう。

 日本はまず、北朝鮮の弾道ミサイルを確実に排除する手段を優先すべきである。

 例えば、日本に各種の弾道ミサイルが複数同時にいろいろな弾道を描いて向かってくる場合、(1)現在のミサイル防衛システム(イージス艦と地対空誘導弾パトリオット=PAC3)でどれくらい撃墜できるのか(2)イージスシステムの改良とPAC3の能力向上を図った場合にそれがどうなるのか(3)それでも困難な場合にどのような新たなシステムを導入すべきか-などを総合的に判断して計画を策定し実行に移すことが求められる。事態はどんどん悪化する中で、核の脅威に確実に対応する手段を持たずに安全保障は維持できない。

 ≪尖閣での挑発は常に存在する≫

 もう一つの懸念は中国公船による尖閣諸島への接近である。海上保安庁によると、8月にはのべ147隻が接続水域内に入り、28回の領海侵入が行われた。

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