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【正論】北、次は核弾頭付きミサイルを太平洋に発射か 最悪の事態を想定した「防衛力再構」が緊要だ 拓殖大学総長・森本敏

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【正論】
北、次は核弾頭付きミサイルを太平洋に発射か 最悪の事態を想定した「防衛力再構」が緊要だ 拓殖大学総長・森本敏

森本敏氏 森本敏氏

 北朝鮮の核開発と弾道ミサイル開発が予想以上のペースで進んでいる。核弾頭の小型化はミサイルに搭載可能なレベルに到達している可能性が高い。各種の弾道ミサイルも開発が進み、射程・信頼性・精度とも急速に向上している。

 ≪次は核搭載弾道ミサイル発射か≫

 既に3000キロの射程を持つ弾道ミサイルがロフテッド(高く撃ち上げる方式)で飛翔(ひしょう)し、日本の防空識別圏(ADIZ)、排他的経済水域(EEZ)内に着弾した。多数が配備されているテポドンは予告なしに発射されるが、この弾頭に核兵器が搭載されることは想定しておく必要がある。

 北朝鮮の核・弾道ミサイル開発の目的は米国への攻撃力と抑止力を示威することによって、核兵器国として認知され、平和条約を締結し金正恩体制の生き残りを図ることであろう。しかし、米国領土近くに核ミサイルを撃ち込むことにはリスクもあり、米国の同盟国を挑発して能力を示そうとしているのであろう。

 次の段階として核弾頭付きの弾道ミサイルを太平洋に撃ち込むオプションもあり得る。安全保障は核の使用という最悪のケースを想定して対応を考えざるをえず、この脅威は新たな局面に入ったと見るべきであろう。

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