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【民進党代表選】“蓮舫人気”ありきの代表選 民進党に危機感なし

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【民進党代表選】
“蓮舫人気”ありきの代表選 民進党に危機感なし

 民進党の蓮舫新代表は、代表経験者の前原誠司元外相と若手の玉木雄一郎国対副委員長を寄せ付けず圧勝した。日本国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」問題が浮上しても票が動かない“蓮舫人気”ありきの代表選だった。

 「衆院解散はいつあってもしっかり戦っていく態勢をすぐ整える」

 蓮舫氏は15日の会見で、次期衆院選への意気込みをこう語った。党内には支持率が低迷する中で「蓮舫氏のお茶の間人気で旧民主党のイメージを払拭し、選挙に備えたい」(中堅議員)との思いもふくらむ。

 蓮舫氏が自身の二重国籍を明らかにした13日に締め切られた郵便投票のポイント数では、党員・サポーターの約7割(167ポイント)を蓮舫氏が獲得。2位の前原氏(52ポイント)に約3倍の差をつけて圧倒した。

 蓮舫氏が同日に「二重国籍」を明らかにすると、前原、玉木両氏の陣営から批判が噴出。松原仁元国家公安委員長らは15日の臨時党大会前に開かれた常任幹事会で、「民進党の危機ではないか」などと批判したが、党内に蓮舫氏を敬遠する空気は広がらなかった。

 蓮舫氏は代表選中盤で党所属国会議員(147人)のうち約65人の支持を固めていたが、二重国籍の逆風を受けず、最終的には80人まで支持を広げた。

 「蓮舫執行部になって党の支持率が下がったら最悪のシナリオだ」

 民進党最大の支持団体である連合幹部は、今後の世論の反応に危機感を募らせる。

 同党の阿部知子衆院議員は党大会後、「政治家は言葉に責任を取らなければならない存在だが、党の危機管理能力のなさもあり、国籍問題を放ったまま代表選が繰り広げられた」と指摘。「いばらの道が始まる」と肩をすくめた。

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