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【水内茂幸の野党ウオッチ】選挙でSEALDsを錦の御旗のように利用した民共両党は、解散会見での彼らの“総括”をどう聞いたのか?

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【水内茂幸の野党ウオッチ】
選挙でSEALDsを錦の御旗のように利用した民共両党は、解散会見での彼らの“総括”をどう聞いたのか?

 解散にあたり記者会見する、若者グループ「SEALDs」の奥田愛基さん(左端)ら=8月6日、国会  解散にあたり記者会見する、若者グループ「SEALDs」の奥田愛基さん(左端)ら=8月6日、国会

 奥田氏は解散会見で「まだ政治活動を担おうとする人が少ない」とも述べたが、現代の若者はシールズが参院選で駆使したSNSも使い、国際政治や軍事情勢にはるかに明るくなっている。政治への無関心は今もはびこっているだろうが、メンバーが会見で語った「10年先、20年先の生活」を豊かにするために何が大切か、冷静に判断した若者も少なくないのだ。こうした若者にとっては、シールズの主張は反対のみが際立つ単色的なものに映ったのではないだろうか。

 解散会見の言葉を聞くと、一部のメンバーは真の反響の鈍さに悩み、自問を繰り返していたようにも感じる。会見では、「解散はシールズという一つの手段が目的化しないためにも必要なことだ」との声も出たが、これ以上の外部からの政治利用を避けるうえでも的確な判断といえる。

 「最近健康的じゃないなと思い、野菜を食べるような感覚で参加した」などと語るメンバーにとって、一連の活動は政治を自分の問題と考えるきっかけにはなっただろう。他方、シールズが問い続けた「民主主義」を動かすには多数の合意形成が必要で、難題ほど「地道な努力」も重要になってくる。今回、シールズを利用した野党は、「地道な努力」の大切さや、旧民主党政権の失敗談も含めた現実政治の厳しさを彼らに説いただろうか。功罪の検証も必要だ。(政治部 水内茂幸)

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