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【参院選】少数政党、崖っぷちの戦い 落選危機の社民党首は地元に張り付き

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【参院選】
少数政党、崖っぷちの戦い 落選危機の社民党首は地元に張り付き

「必勝」のはちまきを巻き、支持を訴える社民党の吉田忠智党首=2日、福岡市中央区(奥原慎平撮影) 「必勝」のはちまきを巻き、支持を訴える社民党の吉田忠智党首=2日、福岡市中央区(奥原慎平撮影)

 終盤戦に突入した参院選(10日投開票)は自民、公明の与党と民進、共産を中心とする野党勢力の攻防がクローズアップされている。その一方で、社民党などの少数政党は、存続をかけた崖っぷちの戦いを繰り広げている。

 前身の社会党結党から数えて71年の歴史を誇る社民党。かつては野党第一党として戦後政治の一翼を担ったが、近年は党勢の衰えに歯止めがかからない。今回の参院選では、比例代表候補の吉田忠智党首の当選すら危ぶまれる危機的状況に追い込まれている。

 「『社民党が小さくなって日本の政治が悪くなった。もっと大きくなれ』といわれる。社民党に議席を与えていただければ日本の政治は必ず良くなる」

 吉田氏は公示日こそ都内で第一声を行ったが、その後は地元・大分を中心に活動。党首としての全国行脚を回避し、なりふり構わぬ選挙戦を戦っている。

 少数政党にとって党存続の目安は、政党交付金の支給対象となる2つの政党要件。「国会議員5人以上」か「国会議員が1人以上で、かつ直近の衆院選か過去2回の参院選で得票率2%以上」のいずれかをクリアする必要がある。

 社民党は所属議員5人(衆院2人、参院3人)で、改選組は吉田氏と福島瑞穂副党首の2人。今回参院選で「国会議員5人以上」の要件を欠いても、前回参院選で「得票率2%以上」を確保しており、政党としては存続できる。とはいえ、目標の「2議席死守」は困難との見方が強い。吉田氏は村山富市元首相に選対本部長を依頼し背水の陣で臨むが、党首の落選は存続問題に直結する。

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