産経ニュース

【マイナンバー】障害50回超でも処分者ゼロ! システム機構の官僚流仰天責任回避術   

ニュース 政治

記事詳細

更新

【マイナンバー】
障害50回超でも処分者ゼロ! システム機構の官僚流仰天責任回避術   

 マイナンバーカードを発行する地方公共団体情報システム機構(西尾勝理事長)が、欠陥サーバーのシステム障害が原因で市区町村の業務と申請者への交付が滞る失敗をしたのに一向に関係者の処分を行わない。1月以降、サーバーの障害が連日発生して遅滞すること実に50回超。それでも今春の機構役員人事で処分や引責辞任はなかった。結局、障害の影響で平成27年度は希望者の2割ほどしかカード発行ができなかったが、水面下では官僚仕込みの責任回避術が駆使されていた。

 各自治体の窓口では1月以降、カード交付時にデータ処理を行う機構の中継サーバーの障害が1日に1回のペースで発生。本来不要の再起動が50回以上も繰り返された。このほか大規模な障害が7回も発生したため、処理に失敗したり、遅延したりして申請者にカードを手渡せないケースが続発した。

 結局、昨年以降、1019万人のカード申請に対し、平成27年度は227万枚しか交付できなかった。住民サービスの低下を危惧した京都府の自治体でつくる府戸籍住民登録事務協議会は2月、機構に改善を要求。千葉や福岡など政令指定都市で構成する指定都市市長会も4月8日、機構を所管する総務省に対し、機構に対する指導を徹底するよう求めるなど責任問題に発展した。

「ニュース」のランキング