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共産提唱の国民連合政府構想、理解得られず“撤回” 参院選の野党共闘優先も…先行き不透明

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共産提唱の国民連合政府構想、理解得られず“撤回” 参院選の野党共闘優先も…先行き不透明

野党5党党首会談に臨む民主党の岡田克也代表(中央)や共産党の志位和夫委員長(右から3人目)ら=19日午前、国会内(斎藤良雄撮影) 野党5党党首会談に臨む民主党の岡田克也代表(中央)や共産党の志位和夫委員長(右から3人目)ら=19日午前、国会内(斎藤良雄撮影)

 安全保障関連法が成立した昨年9月19日に共産党が提案した「国民連合政府」構想は、民主党の賛同が得られず事実上の撤回に追い込まれた。構想発表から5カ月。共産党は自らハードルを下げることで、夏の参院選での野党協力に意欲を示すが、民主党と維新の党の合流構想すら進展しない中、先行きは不透明だ。

 民主党の岡田克也代表は19日の記者会見で、共産党の構想凍結について「一歩前進だ」と評価した。維新の党の松野頼久代表も記者会見で、参院選1人区について共産党の志位和夫委員長が「思い切った対応をする」と表明したことについて、公認候補の取り下げと受け止め、歓迎した。

 志位氏は20日の社民党大会に共産党トップとして旧社会党時代を含めて初めて出席する。大会には党首会談で連携を確認した野党5党の幹部が勢ぞろいし、共産党幹部は「野党共闘が前に進む」と期待する。

 だが、民主党は共産党との選挙協力になお慎重だ。岡田氏は参院選の協議について「5党が基本だ」と強調。党内には「皇室制度を認めず、自衛隊を違憲だと主張する『革命政党』と互いの候補者を推薦しあうことはあり得ない」(閣僚経験者)との声も根強い。

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