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【月刊正論】それでもオスプレイを拒みますか~報道されぬ被災地支援の驚異的機能 R・エルドリッヂ

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【月刊正論】
それでもオスプレイを拒みますか~報道されぬ被災地支援の驚異的機能 R・エルドリッヂ

大阪大学大学院国際公共政策研究科のロバート・エルドリッヂ助教授=大阪市豊中市の研究室(撮影日:2006年02月08日)

■災害現場での実績~フィリピンの例~

 沖縄へのオスプレイ配備完了直後の2013年11月に巨大台風「Haiyan」がフィリピン南部を襲って、甚大な被害をもたらした。沖縄駐留の海兵遠征旅団の旅団長(准将)とそのスタッフが調査のため現地に入ると、死者は6300人を超え、110万もの家屋が倒壊、雨露もしのげない避難者が溢れていた。

 津波のような高波によって空港、港などのインフラも深刻な被害を受けていた。救援拠点となる港や空港のみならず、地方政府も機能を失ったため、遠い首都マニラの中央政府も、有効な手を打てずにいた。

 そこでオスプレイの出番である。沖縄からマニラ近郊のクラーク基地まで3時間あまりで展開したオスプレイ部隊は、クラーク基地と被災地を毎日往復した。救援物資や要員を満載して朝早く離陸、孤立地域に生活必需品を届け、車両や普通の航空機ではアクセスできない地域からけが人、老人、子供や妊婦などの弱者を、安全なところに搬送する。その作業を現地で何度も繰り返した。夜中、クラーク基地に戻った操縦者と乗務員とが睡眠を取る間、整備員が夜通し点検・整備し、翌日のフライトに備えていた。24時間体制で無駄なく運用できた。

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