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神奈川県議が政務活動費を不正受給か 広報紙代600万円計上

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神奈川県議が政務活動費を不正受給か 広報紙代600万円計上

 元神奈川県議会議長の中村省司県議(70)=自民=が政務活動費で計上していた広報紙が、実際には作成・配布されていなかった疑いがあることが25日、関係者への取材で分かった。識者からは「虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いもある」との指摘が出ている。

 中村氏が県議会事務局に提出した政務活動費の支出伝票などによると広報紙作成費として、平成23年度に約158万円▽24年度に約230万円▽25年度に約130万円▽26年度に約92万円-が計上されており4年間で総額600万円超となっている。広報紙は年間3~5回、各2万~3万5千部を発行したとしている。

 関係者によると、実際に広報紙は作成・配布されず、サンプルのみを県議会事務局に提出していたという。自民党会派も、こうした疑惑を把握。中村氏から事情を聴取したうえで、会派からの脱退を促す方針。中村氏は25日、産経新聞の取材に対し「時間が取れない」として応じなかった。

 中村氏は鎌倉市議を経て県議9期目。同疑惑をめぐっては、選挙区内の有権者が県に対して返還請求を行うよう住民監査請求をしている。政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は「広報紙を実際に印刷、配布していなければ明らかな不正受給。疑惑に対して説明責任を果たすべきだ」と話している。

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