産経ニュース

【維新分裂】橋下氏が仲裁役、早期収拾図るも根強い不満 純化路線、代表選決着 交錯する思惑

ニュース 政治

記事詳細

更新

【維新分裂】
橋下氏が仲裁役、早期収拾図るも根強い不満 純化路線、代表選決着 交錯する思惑

会見する橋下徹大阪市長=27日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)

 維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)と松井一郎顧問(大阪府知事)が27日、そろって離党を表明した。党を創設した2人が国政から去ることに対し、大阪系の国会議員を中心に松野頼久代表の対応への不満は早くも噴出。代表選(10月1日告示、11月1日開票)を控え、分裂含みの混乱は避けられない情勢だ。

 「維新は割れることになりかねなかった。最高の解決策だ」

 橋下氏は27日、市役所で記者団にこう述べ、自らが音頭を取った収拾策を自賛した。大阪府知事、大阪市長の大阪ダブル選(11月22日投開票)への専念を理由に松井氏とともに国政から身を引く決断をした橋下氏。松井氏が辞任を求めた柿沢未途幹事長は続投させ、柿沢氏を擁護する松野氏の体面も保ったことで「柿沢問題は終わり」との構図を演出した自信にあふれていた。

 だが、取り残された形の大阪系の不満は根強い。27日の党代議士会では大阪選出の足立康史衆院議員が発言を求め、地元の意向に反して山形市長選(9月13日投開票)の候補予定者の応援に入った柿沢氏と松野氏を批判。足立氏は記者団に対しても「納得していない」と吐き捨て、松野、柿沢両氏に辞任などの「けじめ」を求めた。大阪系を中心とした勢力には非大阪系との対決も辞さない“純化路線”を主張する声がくすぶり続けている。

「ニュース」のランキング