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【新国立競技場】政府内で見直し案が浮上 アーチ中止で予算抑制

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【新国立競技場】
政府内で見直し案が浮上 アーチ中止で予算抑制

新国立競技場の模型

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の総工費が2520億円に膨らんだ問題で、政府内で「キールアーチ」と呼ばれる2本の巨大な鋼鉄製アーチの建設をやめ、建設計画を縮小する案が浮上していることが15日、分かった。最大観客数も現行計画の8万人から6万人程度にすることも検討する。政府関係者が明らかにした。与党内からも総工費を抑えるため計画の見直しを求める声が噴出している。

 競技場のシンボルとなるキールアーチは長さ400メートルの巨大な構造で、会場付近の仮設工場での接合が必要など工法も特殊だ。このためアーチを含む屋根部分の工費は950億円にのぼり、総工費を押し上げた。

 ただ、現時点でデザインを変更すれば、五輪や2019年のラグビー・ワールドカップ日本大会に完成が間に合わなくなる可能性がある。政府内では建設計画をゼロから見直し、平成24年に行った国際デザインコンクールで最終選考に残った案から採用することなども検討されている。

 総工費への高まる批判を受け、自民党の谷垣禎一幹事長ら党幹部は15日、丹羽秀樹文部科学副大臣らを国会内に呼び、総工費を圧縮できるかどうかなどについて聴取した。同席した二階俊博総務会長はBS日テレ番組収録で「節約する方法はないのか。予算を縮小することになれば若干の見直しは当然だ」と述べた。

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