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維新の安保対案提出 維新・与党・民主…それぞれの思惑とは

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維新の安保対案提出 維新・与党・民主…それぞれの思惑とは

自民党に安全保障関連法案の対案を提示した維新の党の柿沢未途幹事長(右から2人目)、今井雅人政調会長。左から稲田朋美政調会長、高村正彦副総裁=3日午前、国会内(酒巻俊介撮影)

維新…「責任野党」強調

 維新の党は安全保障関連法案の対案を国会に提出し、十分な審議を求める方針だ。橋下徹最高顧問(大阪市長)は3日のツイッターで、十分な審議が行われない場合は「採決拒否」も辞さない構えを示した。

 維新が対案提出を決断した背景には、橋下氏の衰えぬ影響力がある。松野頼久代表は最後まで渋ったが、政府案への反対が目立つ民主党とは異なる「責任野党」を掲げる橋下氏が押し切った。橋下氏はツイッターに「しっかりと対案を出したのに十分な審議がされない場合」は、「審議拒否、採決拒否は成り立つ」と投稿。党幹部には政府案と同等の審議時間を求めるよう促すメールを送った。

 維新は来週、民主党と幹部会合を開き、政府案の衆院平和安全法制特別委員会の採決は今月末に行うべきだと提案する方針。いわゆる「60日ルール」を適用させない狙いだ。政府・与党には「維新の対案を審議すれば、政府案の採決に応じる」(自民党幹部)との見方があるが、一筋縄には行きそうもない。

与党…「強行採決」印象緩和に期待

 自民党の高村正彦副総裁は3日に維新の対案説明を受け、「政府案との隔たりは大きい」と漏らした。高村氏は国会での対案審議を優先する考えだ。政府案と対案を同時に採決し、維新の欠席を防いで「強行採決」のイメージを和らげたいとの思いがある。

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