産経ニュース

維新再出発、危うい結束 代表に松野氏選出 4勢力同居、草刈り場にも

ニュース 政治

記事詳細

更新


維新再出発、危うい結束 代表に松野氏選出 4勢力同居、草刈り場にも

両院議員総会で新代表に選出され、江田憲司氏(右)と握手を交わす松野頼久氏=19日午後、国会内 (酒巻俊介撮影)

 大黒柱を失うことになった野党第二党は、党の結束を保てるのか。「大阪都構想」という看板政策が否定された維新の党は19日、松野頼久新代表の下で再出発を図ることになった。ただ党所属議員は、出身政党でほぼ同数の4つの勢力に大別され、微妙なバランスの上に成り立っている。松野氏は「是々非々」路線の継承を表明したが、かじ取りを誤れば“4分裂”で他党の草刈り場となる危険をはらんでいる。(内藤慎二)

 「党が割れるようなことは絶対にないと約束してもらいたい」

 松野氏は19日の両院議員総会でこう訴えた。新代表がいきなり結束を呼び掛けたのは、逆に言えば現在の維新が分裂の可能性を秘めていることを示している。

 満場一致の選出とはいえ、松野氏には注文もついた。大阪選出の議員は総会で、都構想否決で橋下徹最高顧問(大阪市長)と江田憲司前代表が「引責」する中、幹事長の松野氏が代表に「昇格」することに「地元では疑問の声もある」とぶつけた。

 維新は議員51人のうち、民主党系、大阪系、旧結いの党系がそれぞれ12人、自民党などその他の出身が15人と、4つの勢力が同規模で存在する。これまでは橋下氏の意向を受けた大阪系の存在感が大きかったが、都構想否決の衝撃は大きく、「しばらくおとなしくしておいた方がいい」(党幹部)との声が大勢だ。

このニュースの写真

  • 維新再出発、危うい結束 代表に松野氏選出 4勢力同居、草刈り場にも

「ニュース」のランキング