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首相、事実歪曲の米歴史教科書に「がくぜん。主張してこなかった結果だ」と国際発信改善に意欲

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首相、事実歪曲の米歴史教科書に「がくぜん。主張してこなかった結果だ」と国際発信改善に意欲

衆院予算委員会で自民党の稲田朋美政調会長(左から2人目)の質問に答える安倍晋三首相=29日午前、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

 安倍晋三首相は29日午前の衆院予算委員会で、米国の公立高校で事実を歪曲(わいきょく)した歴史教科書が使われている実態について「愕然(がくぜん)とした。主張、訂正すべき点を国際社会に向かってしてこなかった結果だ」と述べ、誤解を解くための国際発信に努める考えを示した。

 自民党の稲田朋美政調会長が南京事件の犠牲者について、「40万人虐殺」などと事実とは異なる記述をしている米国の教科書を取り上げ、見解をただした。首相は「国際社会ではつつましくしていることで評価されることはない。主張すべき点はしっかりと主張していくべきだ」と指摘。その上で「国益に資するよう、戦略的、効果的な発信に努めていきたい」と語った。

 農協改革に関しては「全国農業協同組合中央会(JA全中)は地域の農協、農家のサポート役に徹してほしい」と強調。JA側の自己改革案については「自立的な新制度に移行するとしているが、法的な裏付けがないとできないような事業を行う組織は、自立的とはいえない」と述べ、不十分との認識を示した。

 今国会で焦点となる安全保障法制には「70年前と現在とは世界は大きく変わったのに、頭の中は70年前のままでは、日本人の命や暮らしを守ることはできない」と法制化に意欲を示した。

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