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【衆院選2014】橋下氏「2年前が異常だった」維新旋風消え牙城に影 

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【衆院選2014】
橋下氏「2年前が異常だった」維新旋風消え牙城に影 

衆院選、票は伸びず…維新の党の開票センターで、記者会見する橋下徹共同代表=平成26(2014)年12月14日夜、大阪市内

 「ふわっとした民意」は後ろ盾として戻りきらず、牙城がきしみ始めた。維新の党は発祥の地である大阪の選挙区で議席を減らす可能性が強まった。共同代表で大阪市長の橋下徹氏(45)は国会議員に対する待遇批判で無党派層の支持を再び集めようとしたが、記者会見では「維新への信任、代表の僕への信任がなかった」と認め、敗北を宣言した。

 「自民党、公明党を国民の皆さんが支持したということでしょう」。大阪市内のホテルに設置された維新の開票センターに午後8時45分すぎに入室した橋下氏は開口一番、淡々とした様子で負けを認めた。

 背後では、党名と日本地図があしらわれたボードに、当選確実が伝えられた前職の小沢鋭仁氏(60)=比例代表(近畿ブロック)=と、共同代表で神奈川8区の前職、江田憲司氏(58)の名札のみがかけられていた。

 急な解散でそろえられた候補者は過半数に遠く及ばない84人。戦う前から国政への影響力低下は避けられない状況だったが、橋下氏は自公に対する国民の怒りをあおる戦略で議席の減少を食い止めようとした。着目したのは議員歳費。東日本大震災の復興財源確保を目的に法律で20%(月約25万円)削減されていたが、4月末に法律の期限が切れて満額支給に戻っていた。

 橋下氏は、維新が大阪で府議の定数削減、府知事と大阪市長の給与カットなど「身を切る改革」を実行してきたと強調したが、自公優勢の流れは変えられず、13日夜の最後の街頭演説は「維新は完敗。負けました」と切り出していた。

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