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【正論】構造改革こそが選挙後の課題だ 京都大学教授・中西寛

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【正論】
構造改革こそが選挙後の課題だ 京都大学教授・中西寛

 安倍晋三首相の決断によって、ほとんど予想されていなかった年末の解散総選挙となった。すでに多くの政治解説がなされているように、戦術的には今回の安倍首相の判断は巧妙であろう。野党の態勢が整わない中で、民主党政権の「失政」と対比して、過去2年間の政権運営の「実績」を訴えるには最後の好機であった。

 ≪経済の現状は「まだら模様」≫

 実際、これまでのところ、野党は選挙戦術としても政策面でも、与党への決定的な攻め手を見いだせていないようだ。来年になれば野党も態勢を整え、与党内でも解散をめぐって首相は受け身にまわっていたであろう。

 もちろん選挙の行方は最後まで分からないが、今のところ、与党が政権運営には支障ない安定多数を確保するか、今以上に議席を増やすかという範囲内に収まる確率が高い。

 そうであれば政権は「勝利」を名乗ることはできよう。

 しかしこのように予想通りに事が運んだとしても、それが政権に何をもたらすのかを考えると、答えることは難しい。

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