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【正論】分岐路に立つ「危機感」が争点だ 京都大学名誉教授・中西輝政

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【正論】
分岐路に立つ「危機感」が争点だ 京都大学名誉教授・中西輝政

 いよいよ今日、衆院選の公示日を迎え、師走の選挙戦が本格的にスタートする。12月14日の投票日まで比較的短い選挙期間であるが、活発な論戦を期待したい。

 とはいえ、公示日を迎えると実質的に選挙戦は終盤に入ったとも言われる。今回の総選挙の意義については、すでに多くの議論がなされている。その1つとして当初、野党やマスコミの一部からは「大義なき解散」とか「なぜ今なのか」といった疑問が提起された。しかし私には、このような議論があること自体が、今、この国に一番足りないものが何かを教えているように感じられた。それは「危機感」ということである。

 ≪最後の希望のアベノミクス≫

 このことは野党・マスコミだけでなく与党の一部、あるいは国民の中にも広く見いだされた。

 「なぜ今、こんなに多くの議席を持っているのに解散などするのか」「任期があと2年以上あるのに、なぜわざわざ」などといった声が聞かれた。しかし解散表明前日の11月17日に内閣府が発表した数字は、日本経済あるいはこの国自体が「危機」に直面していることを示すものであった。

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