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【風を読む】世襲が陥りやすい問題 「当事者」多い自民党に問題意識希薄

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【風を読む】
世襲が陥りやすい問題 「当事者」多い自民党に問題意識希薄

「政治とカネ」にも頬かぶり 論説副委員長・石井聡

 解散総選挙で衆院議員は全員がクビを切られたが、臨時国会で「政治とカネ」が大きく浮上したことを忘れたのだとすれば早すぎる。

 9月の内閣改造の「看板閣僚」が、観劇会をめぐる収支の食い違いについて説明がつかずに辞任したほか、他の閣僚や野党幹部にも不適切な資金収支が発覚した。

 疑惑を抱えたまま「決着」がついていない関係者も少なくない。夏頃から地方議会でずさんな政務活動費の支出ぶりが表面化したこともあいまって、「政治家がいかにカネにだらしないか」が改めて印象付けられたともいえよう。

 選良たちがいささかでも良識を持ち合わせていれば、政治資金の透明度を高めるため、さきの国会で何らかの手立ても講じられたはずだ。

 だが、その気配さえうかがえなかった。「実入りが減る」「使い勝手が悪くなる」話など、ご免こうむるという風情だ。

 国民に約束した定数削減にも踏み切っていない。自分たちに不都合な課題は、やり過ごそう-という点ではブレない。疑惑もリセットされると踏んでいるのだろうか。

 平成21年の衆院選のように、各党が「政治とカネ」を意識して公約づくりをした時期もあった。キーワードの一つは「世襲制限」だった。

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