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安保は「満額回答」も…「日米同盟強化」に横たわる課題と温度差

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安保は「満額回答」も…「日米同盟強化」に横たわる課題と温度差

 だが、ロシアへのスタンスで微妙な温度差があることは否定できない。クリミア併合を強行したロシアに対し米国は厳しい姿勢だが、日本は北方領土問題を抱え腰が引けている。外務省幹部は「今後、ウクライナ問題で米側の要求通り対ロシア制裁に踏み切れるか分からない」と漏らす。

 首脳会談では、核・ミサイル開発に突き進む北朝鮮問題での日米韓3カ国の連携を確認した。日本は3月末、北朝鮮との外務省局長級協議を再開し、拉致問題解決に向け交渉を続けている。だが、仮に北が4回目の核実験を強行すれば米韓との共闘を崩せず、日朝交渉はまた頓挫しそうだ。

 一方、集団的自衛権の行使容認についてオバマ氏から“お墨付き”を得たことを追い風に、安倍政権は憲法解釈見直しに向けた政府・与党内の調整を加速化させる。首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)が5月13日にも提出する報告書を受け、同月中に行使容認を明記した日本の安保に関する「政府方針」を発表する段取りで、首相は憲法解釈の変更の閣議決定を目指す。

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