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【金曜討論】子どもの権利条例 高橋史朗氏「教育現場で混乱を招く」、喜多明人氏「子供の問題解決に必要」

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【金曜討論】
子どもの権利条例 高橋史朗氏「教育現場で混乱を招く」、喜多明人氏「子供の問題解決に必要」

 平成12年に川崎市で制定された「子どもの権利に関する条例」などを皮切りに、全国各地の自治体で同様の条例を制定する動きが広がっている。日本が6年に国連の「児童の権利条約」を批准したことが、この動きの原点とされる。一方、こうした条例制定には「家庭でのしつけや学校の指導が難しくなる」など批判の声も根強い。子どもの権利条例の制定は進めるべきなのか、問題点は何なのか。早稲田大の喜多明人教授と明星大の高橋史朗教授に見解を聞いた。

 《高橋史朗氏》

 ■誤った子供中心主義だ

 --長野県では子ども支援条例(仮称)の制定に向けた準備が進んでいる

 「そもそも子供の権利をどう考えるのか、教育とは何かについて、現場で混乱を招く可能性が高い。長野県の条例骨子案などをみると、従来の他自治体の条例に比べれば改善の跡がみられるものの、衣の下に鎧(よろい)がみえる。まず危ういのは子供観で、子供は権利の主体であり、解決の主体であって、社会の一員である、ということが3本柱になっている。先行的な事例だった川崎市の条例でも子供と大人はパートナー、すなわち対等だということが強調されていた。誤った子供中心主義が根にあるといえる」

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