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【金曜討論】「廃憲論の是非」 兵頭二十八氏、中西輝政氏

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【金曜討論】
「廃憲論の是非」 兵頭二十八氏、中西輝政氏

 憲法改正に向けた機運が高まる一方で、現憲法の制定過程には問題があり「廃憲」こそが筋だとの声も根強い。現憲法を認めた上でその改正手続きにのっとって改めるべきか、あるいは現憲法の無効を宣言して新たな憲法を制定すべきか。京都大の中西輝政名誉教授と、文筆家の兵頭二十八氏に見解を聞いた。(溝上健良)

                   ◇

 ≪兵頭二十八氏≫

今の憲法認めてはダメ

 --憲法「改正」のどこが問題か

 「今の憲法が成立していると認めてしまうことになり、それは日本人の安全と自由のためにならない。一度、外国軍の圧力で国体を変更してしまったことを認めてしまうならば、将来また同じ事態を招く恐れが出てくる」

 --今の憲法は無効であり、あくまで明治憲法を改正すべきだと

 「その通り。明治憲法こそが本当の自主憲法で、よくできた憲法でもある。戦後も明治憲法のままで問題ないと、天皇機関説で知られる美濃部達吉氏も最後まで主張していたほどだ。ただ制定当時としては仕方なかったのかもしれないが硬性(改正がしにくい)憲法だった。法は死物(しぶつ)、国家は活物(かつぶつ)であり、時とともに憲法も古くなり、国家の現状と合わなくなるもの。それが昭和前期に災いしてしまった」

 --すると新憲法をつくる際には改正はしやすくしておくべきか

 「それもそうだが、一番大事なことは日本の国体が、天皇を中心とした立憲君主制であるという国民合意が形成されるよう、明記する必要がある」

 --現憲法によって果たして国体が変わってしまったのかは議論がある

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