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厚真町で終夜の捜索 迫る「72時間の壁」 

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厚真町で終夜の捜索 迫る「72時間の壁」 

更新 sty1809080016
輸送艦「おおすみ」から降ろされる陸自東北方面隊、第2施設団の車両。隊員約120名、車両52両が災害派遣で駆けつけた=8日午前、北海道苫小牧市(彦野公太朗撮影) 輸送艦「おおすみ」から降ろされる陸自東北方面隊、第2施設団の車両。隊員約120名、車両52両が災害派遣で駆けつけた=8日午前、北海道苫小牧市(彦野公太朗撮影)
重機を使いながら行方不明者の捜索を行う自衛隊員や消防隊員ら=8日午前、北海道厚真町(桐原正道撮影)
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重機を使いながら行方不明者の捜索を行う自衛隊員や消防隊員ら=8日午前、北海道厚真町(桐原正道撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 震度7の激しい揺れによる大規模な土砂崩れで家屋が倒壊するなどし、多数の死傷者や行方不明者が出た北海道厚真町。災害時の生存率が著しく低下するとされる「72時間の壁」が迫る中で、自衛隊や北海道警、消防などによる懸命な捜索活動が続いている。8日午前には、陸自東北方面隊の災害派遣部隊も、輸送艦「おおすみ」で苫小牧港に到着した。

重機を使いながら行方不明者の捜索を行う自衛隊員や消防隊員ら=8日午前、北海道厚真町(桐原正道撮影)
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重機を使いながら行方不明者の捜索を行う自衛隊員や消防隊員ら=8日午前、北海道厚真町(桐原正道撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 「一刻も早く救い出してご家族の元に帰したい」。いまだ9人が安否不明の厚真町で捜索にあたる陸自隊員は厳しい表情で話した。

 7日から雨模様が続くなか、同町は二次災害を警戒し、捜索の中断を申し出た。だが、自衛隊は天候や現場の状況を慎重に確認しながら終夜、捜索を継続した。

 多くの住民が土砂崩れに巻き込まれた同町吉野地区周辺の現場では、山肌が広範囲に崩れ落ち、茶色の地盤が露出。大量の土砂とともに大木や瓦礫などがうずたかく積もり、救助の行く手を阻んでいた。土砂の間からは道路標識がのぞく。「この下に、民家もあったはずです…」。自衛隊関係者は言葉を詰まらせた。

苫小牧に入港する輸送艦「おおすみ」=8日午前、北海道苫小牧市(彦野公太朗撮影)
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苫小牧に入港する輸送艦「おおすみ」=8日午前、北海道苫小牧市(彦野公太朗撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 安否不明者がいる可能性がある場所では、救助隊が手作業などで慎重に土中を探り、警察犬なども周辺をかぎまわって行方を捜した。大型重機も現場に入り、救助のための道を切り開くために障害物を取り除いた。だが、大量の土砂や倒木に阻まれ、大きな水たまりもあり、厳しい捜索活動が続いている。

 現場周辺に実家がある女性(47)は「顔見知りで亡くなった方もいる。まだ現実を受け止め切れていない」と悲しげに語った。

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