産経フォト

長崎で精霊流し、故人送る 初盆に船乗せ、爆竹響く

伝統・文化

長崎で精霊流し、故人送る 初盆に船乗せ、爆竹響く

更新 sty1808150017
千羽鶴で飾られ長崎市内を練り歩く、被爆者谷口稜曄さんの精霊船=15日夕 千羽鶴で飾られ長崎市内を練り歩く、被爆者谷口稜曄さんの精霊船=15日夕

 初盆を迎えた故人の霊を船に乗せ、浄土へ送り出す長崎県の伝統行事「精霊流し」が15日、県内各地で行われた。悪霊をはらうとされる爆竹が鳴り響く中、そろいの法被などに身を包んだ遺族らが、車輪のついた精霊船を押して市街を練り歩いた。

谷口稜曄さんの精霊船の前で掲げられた感謝の横断幕=15日午後、長崎市
画像を拡大する
谷口稜曄さんの精霊船の前で掲げられた感謝の横断幕=15日午後、長崎市フルスクリーンで見る 閉じる

 日本の反核運動をけん引し昨年8月に亡くなった被爆者谷口稜曄さんも精霊船で送られた。
 大量の爆竹や花火による白煙に包まれた長崎市中心部では、遺影やちょうちんなどが飾られた精霊船を押す遺族らの打ち鳴らす鐘の音が街中に響き渡った。大きいもので全長10メートル以上もある船は港まで運ばれ、遺族らが故人に別れを告げる。沿道は多くの観光客らに埋め尽くされた。
 長崎原爆で背中に大やけどを負いながら核廃絶を訴え続け、88歳で亡くなった谷口さんの遺族ら約30人は長崎市内で、千羽鶴で飾られた精霊船を押し、谷口さんをしのんだ。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング