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海鳥メガネウ、青森で化石 ロシア中心に広範囲生息

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海鳥メガネウ、青森で化石 ロシア中心に広範囲生息

更新 sty1807120002
 メガネウの肩の骨。青森県・下北半島の尻屋地域で産出した化石(左)と、ベーリング島産のもの(京都大提供)  メガネウの肩の骨。青森県・下北半島の尻屋地域で産出した化石(左)と、ベーリング島産のもの(京都大提供)

 ロシア・カムチャツカ半島東部にある北太平洋のベーリング島の固有種と考えられていた大型の海鳥「メガネウ」の化石が青森県で見つかったと、京都大の渡辺順也教務補佐員(古生物学)らのチームが12日付の鳥類国際学術誌電子版に発表した。

 メガネウの復元画(「The New and Heretofore Unfigured Species of the Birds of North America,Volume2」より)
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 メガネウの復元画(「The New and Heretofore Unfigured Species of the Birds of North America,Volume2」より)フルスクリーンで見る 閉じる

 メガネウは狩猟の影響で1850年ごろ絶滅したとされる。チームは「古くは青森県に至る広い範囲にすんでいたが、人類に発見された時点でかつての生息域の大半を失っており、ベーリング島に生き残っていたところを人類により絶滅に追いやられた」とみている。
 メガネウは1741年に発見され、くちばしから尾の先までが1メートル弱あり、体重は5~6キロ。詳しい生態は不明だが、陸での動きは鈍く、飛ぶのは苦手だったとされる。
 チームは、主に1960年と87年に青森県・下北半島の尻屋地域で産出した約12万年前の鳥類化石群を調査。一部がメガネウの化石と、骨の太さや形状がほぼ一致した。化石は、同じ地域から同じ体の部位が見つかったため、青森県には複数の個体が生息していたと考えられるとしている。

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