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中国軍、対外拡張打ち出す 防衛型を転換

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中国軍、対外拡張打ち出す 防衛型を転換

更新 sty1807030021
 南シナ海を航行する中国海軍の空母「遼寧」=4月(共同)  南シナ海を航行する中国海軍の空母「遼寧」=4月(共同)
 南シナ海で行われた中国海軍の観艦式に参加する潜水艦=4月(共同)
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 南シナ海で行われた中国海軍の観艦式に参加する潜水艦=4月(共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 中国の習近平国家主席が2015年末から進めている大規模な軍の組織改革について、中国軍の内部教材で「国土防衛型」から「外向型」に転換し、対外拡張の意図を明確にしていることが3日、分かった。組織改革の狙いについて軍は指揮系統の近代化などと説明してきたが、改革が進めば東・南シナ海などで日本をはじめとする近隣国との摩擦が一層強まりそうだ。軍事力で米国を追い抜く意欲も示唆している。

 中国の北部戦区海軍の潜水艦を視察する習近平国家主席(左から2人目)=6月(新華社=共同)
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 中国の北部戦区海軍の潜水艦を視察する習近平国家主席(左から2人目)=6月(新華社=共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 教材は「習近平強軍思想」の理解を軍内で徹底させるため、軍の最高指導機関で、習氏がトップを務める中央軍事委員会の政治部門が今年2月に内部刊行。「軍は長年の陸戦型、国土防衛型の布陣を変え、外向性を増強した。戦争を抑止し戦争に勝ち、国家利益拡張を全方位で守るのに有利にした」としている。中国軍が海空軍重視にシフトしているのはこうした認識が背景にある。(共同)

 中国の北部戦区海軍で演説する習近平国家主席=6月(新華社=共同)
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 中国の北部戦区海軍で演説する習近平国家主席=6月(新華社=共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 また近代に発展した米国などの大国はいずれも強大な軍隊を持っていると指摘。
 ソ連共産党が民主化に伴い軍への指揮権を弱めた結果、ソ連が崩壊したことを教訓に、中国共産党は軍に対する絶対的指導を緩めてはならないとも指摘した。

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