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今年も回る朝倉三連水車 九州豪雨被災の田を支え

遺跡・建造物

今年も回る朝倉三連水車 九州豪雨被災の田を支え

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 福岡県朝倉市で、稲作の季節を迎えて回り始めた「三連水車」=17日午前  福岡県朝倉市で、稲作の季節を迎えて回り始めた「三連水車」=17日午前

 昨年7月の九州北部の豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市にある、日本最古の実働水車として知られる国指定史跡「三連水車」が17日、稲作の季節を迎えて回り始めた。水車は夏から秋にかけての風物詩。災害発生から来月5日で1年、被災者らは「復興を後押しする存在に」との願いを込める。

 稲作の季節を迎えて回り始めた福岡県朝倉市の「三連水車」=17日午前
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 三連水車は江戸時代後期の18世紀終盤に造られたもので、例年6月から10月中旬まで稼働する。別の2カ所にある水車とともに、筑後川から引いた水を、周辺の田んぼ約35ヘクタールに供給してきた。
 昨年の豪雨で押し寄せた土砂や流木により一時動かなくなったが、水車自体に目立った損傷はなく、住民らは約1カ月かけて復旧した。
 同市の山田堰土地改良区によると、水車が潤してきた田んぼは全て被災したが、9割近くが復旧した。坂田誠治事務局長(60)は「水車は復興の象徴。被災者が前に進むための励みになってくれれば」と話している。

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