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培養筋肉で動く指ロボット 東大教授「義手や義足などに応用目指す」

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培養筋肉で動く指ロボット 東大教授「義手や義足などに応用目指す」

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 培養筋肉を使い指のように動くロボットが、先端を指先のように上げて輪を引っかけた様子(竹内昌治・東京大教授提供)  培養筋肉を使い指のように動くロボットが、先端を指先のように上げて輪を引っかけた様子(竹内昌治・東京大教授提供)
 容器の中に入った、指のように動くロボット。上の白い二つの部分が培養筋肉=18日、文科省
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 人工的に培養した筋肉組織と樹脂製の骨格を使い、指のように動くロボットを開発したと、東京大などのチームが30日付の米科学誌に発表した。ロボットに組み込んだ筋肉は数日程度で硬直してしまう欠点があったが、構造を工夫することで1週間動き、長持ちさせることができたという。
 竹内昌治東大教授は「将来、筋肉で動く義手や義足などに応用を目指したい」としている。
 チームは、人間の腕では骨や関節を挟んで二つの筋肉が引っ張り合って力が釣り合っており、こうした構造が筋肉の硬直を防ぐ可能性があると着目。ロボットの構造に反映した。
 ラットの骨格筋細胞を含んだ溶液から短冊状の筋肉シートを作製し、シートを重ねて長さ約8ミリの筋肉組織を培養。指を模した樹脂製の骨格の両面に取り付けて全長3センチ弱のロボットを作った。

 指のように動くロボット。上の二つの白い部分が培養筋肉。電気刺激を与えて片方の筋肉が縮み、先端の棒状の部品が持ち上がった状態(右)と、真っすぐの状態(左)(竹内昌治・東京大教授提供)
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 指のように動くロボット。上の二つの白い部分が培養筋肉。電気刺激を与えて片方の筋肉が縮み、先端の棒状の部品が持ち上がった状態(右)と、真っすぐの状態(左)(竹内昌治・東京大教授提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 電気刺激で片方の筋肉を縮めると、関節に当たる部品が動いて先端が指先のように上がった。この部分に輪を引っかけて持ち上げることもできた。

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