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「ベアドッグ」普及に期待 人とクマの共生目指し

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「ベアドッグ」普及に期待 人とクマの共生目指し

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 クマを追い払う活動中のベアドッグのタマとハンドラーの田中純平さん(手前)=長野県軽井沢町(ピッキオ提供)  クマを追い払う活動中のベアドッグのタマとハンドラーの田中純平さん(手前)=長野県軽井沢町(ピッキオ提供)

 人の居住エリアに近づくクマにほえ、森の奥に戻す職業犬「ベアドッグ」が全国で唯一、長野県軽井沢町で活動している。

 ベアドッグのタマ(上)の元に集まる、今春生まれた子犬たち=16日、長野県軽井沢町
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 ベアドッグは、フィンランドとロシアの国境地帯原産の「カレリア犬」に訓練を施した犬。米国では1996年から活躍している。山間部にある軽井沢町では2000年ごろからクマによるごみ荒らしが問題化。町の委託でクマの保護管理をしていたNPO法人「ピッキオ」が米国から初代を導入した。

 今春生まれた子犬を抱くハンドラーの田中純平さん=16日、長野県軽井沢町
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 訓練士兼飼育士(ハンドラー)に就いたのが、元々クマの専門家だった田中純平さん(44)。カレリア犬は独立心が強く、信頼関係がないと単独行動に走るのが特徴で、「認めてもらうため24時間ともに行動し、現場ではおびえが伝わらないよう、自分を奮い立たせた」と振り返る。

 初代の死後、田中さんは2代目となる雌のタマのハンドラーとして昼夜を問わず出動。軽井沢町で06年に255件だったごみ荒らしなどが、17年には4件に激減した。

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