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【感彩写論 うつろう桜】舞い落ちて、ゆらり 京都・伏見区

自然・風景

【感彩写論 うつろう桜】舞い落ちて、ゆらり 京都・伏見区

更新 sty1804290002
桜の花いかだ =3月29日、京都市伏見区(渡辺恭晃撮影) 桜の花いかだ =3月29日、京都市伏見区(渡辺恭晃撮影)

 散り始めた桜が水面を舞い、踊り疲れたような花びらたちが“ピンクの絨毯(じゅうたん)”で一休み。気がつけば、色めく春にも別れが近づいていた。

 京都市伏見区を流れる「宇治川派流」。夕暮れ時、川べりから手を伸ばして、水中カメラを差し入れる。ひんやりした川の水が心地いい。

桜の花いかだ =3月29日、京都市伏見区(渡辺恭晃撮影)
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桜の花いかだ =3月29日、京都市伏見区(渡辺恭晃撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 ファインダーは見られないので、勘を頼りに構図を決めてシャッターを切る。手の動きに合わせて、花びらが行ったり来たり…。沈む夕日が水面を茜(あかね)色に染めていく。

 まずまずの手応えに、カメラを引き揚げると、花びらがボディーに引っつき、おめかしさせてくれた。

 一陣の風が吹き抜け、桜吹雪が舞う。花が落ちた枝から若葉が芽生え、季節のうつろいを静かに告げていた。(3月29日撮影、写真報道局 渡辺恭晃)
=「うつろう桜」は今回で終わります

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