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view 桜と最後の競演 小田急ロマンスカー「LSE」

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view 桜と最後の競演 小田急ロマンスカー「LSE」

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桜並木を疾走する小田急ロマンスカー7000形「LSE」。桜との“競演”も見納めになりそうだ =3月31日、神奈川県松田町(古厩正樹撮影) 桜並木を疾走する小田急ロマンスカー7000形「LSE」。桜との“競演”も見納めになりそうだ =3月31日、神奈川県松田町(古厩正樹撮影)
白い雪を頂いた富士山を背景に特徴のある朱色が映えるロマンスカー「LSE」 =神奈川県松田町(古厩正樹撮影)
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白い雪を頂いた富士山を背景に特徴のある朱色が映えるロマンスカー「LSE」 =神奈川県松田町(古厩正樹撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 満開を迎えた桜並木。その前にある鉄橋を規則正しいリズムを刻みながら、列車が渡っていく。風が吹くと車両を追いかけるように花びらがひらひらと舞い上がる。「桜とロマンスカーの競演」だ。

 新宿と箱根湯本、片瀬江ノ島などを結ぶ小田急電鉄。その特急列車ロマンスカー7000形「LSE(Luxury Super Express)」が、今年度中に引退することになった。間もなく37年の“現役生活”に幕が下りる。

 LSEの運行が開始されたのは昭和55年。先頭車両の前面にせり出した展望席が特徴的だ。今年3月にデビューし、LSEと交代が進む「GSE」など、現在5形式のロマンスカーが運行されているが、LSEはレトロなデザインや内装で、根強い人気を持つ。

小田急ロマンスカー7000形「LSE」の展望車 =神奈川県松田町(古厩正樹撮影)
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小田急ロマンスカー7000形「LSE」の展望車 =神奈川県松田町(古厩正樹撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 LSEより後に導入されながら、先に姿を消したロマンスカーがある。昭和62年に登場した「HiSE」は座席位置を高くして車窓の眺望をよくしたハイデッカー車両だった。小田急によると、乗降口に階段がある構造のためバリアフリーの観点から運用が難しくなり、引退したという。その結果としてLSEが長期に運用されてきた。

富士山を背景に走行する小田急ロマンスカー「LSE(7000形)」 =神奈川県松田町(古厩正樹撮影)
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富士山を背景に走行する小田急ロマンスカー「LSE(7000形)」 =神奈川県松田町(古厩正樹撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 渋沢-新松田駅間で撮影していた神奈川県秦野市の町田悦孝さん(56)は「LSEと桜を一緒に撮れるのは今年で最後だと思ってきました。ロマンスカーといえば、この朱色。憧れの列車で、子供も孫も展望車に乗せてやりました。なくなってしまうのは寂しい」と話した。

小田急ロマンスカー7000形「LSE」の運転台 =東京都世田谷区の小田急電鉄喜多見電車基地(古厩正樹撮影)
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小田急ロマンスカー7000形「LSE」の運転台 =東京都世田谷区の小田急電鉄喜多見電車基地(古厩正樹撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 LSEの引退後は「保存や他社への譲渡など、現時点では未定」(同社)という。引退のその日まで、LSEは乗客の憧れと思い出を運び続ける。(写真報道局 古厩正樹)

■360°パノラマで見る「小田急ロマンスカーLSEの運転台」

 

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