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弥生土器に建物5棟の絵 大阪、豊作願う稲倉か

遺跡・建造物

弥生土器に建物5棟の絵 大阪、豊作願う稲倉か

更新 sty1803230013
 大阪府茨木市の中河原遺跡で出土した土器片に描かれた、切り妻屋根の高床建物の一部  大阪府茨木市の中河原遺跡で出土した土器片に描かれた、切り妻屋根の高床建物の一部
 5棟の切り妻屋根の高床建物が描かれた、弥生時代中期後半の土器片(大阪府茨木市教育委提供)
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 大阪府茨木市の中河原遺跡で出土した弥生時代中期後半(約2千年前)の土器片に5棟の切り妻屋根の高床建物が描かれていたことが分かり、市教育委員会が23日発表した。切り妻屋根の建物だけが描かれており、豊作を祈る祭りが行われた稲倉だった可能性があるという。

 切り妻屋根の高床建物が描かれていた土器片が出土した状況=大阪府茨木市の中河原遺跡(茨木市教育委提供)
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 切り妻屋根の高床建物が描かれていた土器片が出土した状況=大阪府茨木市の中河原遺跡(茨木市教育委提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 辰巳和弘元同志社大教授(古代学)は「棟の反り、高い床などに誇張した表現が見られる。稲もみを入れた土器を切り妻の建物に納め、稲魂を宿す祭りの場面を描いたものではないか」と話している。

 弥生時代中期後半は、近畿では巨大神殿で知られる池上曽根遺跡(大阪府)など集落が発達した時期。市教委は「中河原遺跡もこの地域の拠点集落で、描かれたような大型建物があったのかもしれない」と推測している。

 出土した土器は、28日~6月25日に茨木市立文化財資料館で展示される。

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