産経フォト

「はろうきてぃ太夫」デビュー 日本のおもてなしを世界に発信

エンタメ

「はろうきてぃ太夫」デビュー 日本のおもてなしを世界に発信

更新 sty1803050002
デビューを果たし、太夫道中を披露するはろうきてぃ太夫=京都市左京区の平安神宮(田中幸美撮影) デビューを果たし、太夫道中を披露するはろうきてぃ太夫=京都市左京区の平安神宮(田中幸美撮影)

 ケイティ・ペリーやレディガガ、キャメロン・ディアスら海外セレブだけでなく、世界中の女性のハートをわしづかみにしているサンリオの人気キャラクター、ハローキティがひな祭りの3日、京都市左京区の平安神宮で「はろうきてぃ太夫」として鮮烈なデビューを飾りました。

奉納舞を披露するはろうきてぃ太夫=京都市左京区の平安神宮(田中幸美撮影)
画像を拡大する
奉納舞を披露するはろうきてぃ太夫=京都市左京区の平安神宮(田中幸美撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 キティ太夫は、太夫道中と呼ばれる太夫独特の練り歩きを再現、本殿では春の舞を披露しました。
 さて、キティちゃんはなぜ太夫になろうとしたのでしょうか。それを語るには1人の美しい太夫を紹介することから始めなければなりません。その人の名は、葵太夫。江戸時代に栄えた京都の花街、島原に約50年ぶりに昔ながらの修業を重ねて誕生しました。太夫は芸妓の最高位で、歌や舞ばかりでなく三味線やお花などさまざまな芸事に精通しなければなりません。太夫は、そうした教養と美貌を兼ね備えた者に与えられる称号なのです。

葵太夫とともにお祓いを受けるはろうきてぃ太夫=京都市左京区の平安神宮(田中幸美撮影)
画像を拡大する
葵太夫とともにお祓いを受けるはろうきてぃ太夫=京都市左京区の平安神宮(田中幸美撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 葵太夫は、幼少のころからハローキティの大ファンで、さまざまなグッズを持っていました。そこは普通の女の子と同じですね。あるきっかけでハローキティと知り合い、意気投合。親交を重ねてきました。
 両者とも踊ることが大好きだったため、「舞という日本の文化を日本だけでなく、世界中に広めていきたいね」とお互いに話し合っていたときに葵太夫から「太夫の道に進んでみない」と誘われました。
 以前から太夫という仕事にとても興味のあったハローキティは、あまりのうれしさに「やってみる!」と即答しました。
 太夫への道は簡単なものではなく、厳しい稽古の日々が待ち構えていましたが、葵太夫の励ましと助言もあって乗り越え、この日を迎えることができました。
 平安神宮の境内にはろうきてぃ太夫が現れると、大勢のファンから歓声が上がり、太夫道中を披露すると、人垣ができました。その後、本殿へと上がり、葵太夫とともにおはらいをしてもらい、かしの式と呼ばれる儀式を行った後に舞を披露しました。舞は、ちょっとコミカルでしたが、扇子の手さばきなどは見事でした。
 はろうきてぃ太夫の夢は、葵太夫といっしょに日本のおもてなしの心と花街の心を世界に発信することだそうです。すでに大阪万博誘致の特使にピカチュウとともに任命されたハローキティ。2020年の東京五輪に向けてさらなる活躍が期待されますね。(写真・文:田中幸美)

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング