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春日古墳に長さ6メートルの空洞  石室? 素粒子調査で判明

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春日古墳に長さ6メートルの空洞  石室? 素粒子調査で判明

更新 sty1802270012
 春日古墳内部の土の厚さを表した画像。中心部の青い縦長の領域は周辺より土が薄く、空洞の存在を示す(奈良県立橿原考古学研究所など提供)  春日古墳内部の土の厚さを表した画像。中心部の青い縦長の領域は周辺より土が薄く、空洞の存在を示す(奈良県立橿原考古学研究所など提供)
 内部に空洞があることが分かった奈良県斑鳩町の「春日古墳」=27日午後
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 内部に空洞があることが分かった奈良県斑鳩町の「春日古墳」=27日午後フルスクリーンで見る 閉じる

 奈良県斑鳩町にある未発掘の円墳「春日古墳」(6世紀後半~7世紀初め)は、石室の可能性がある奥行き約6メートルの空洞が存在することが、物質を透過する素粒子「ミューオン」を用いた調査で判明したと、奈良県立橿原考古学研究所などが27日、発表した。ピラミッドなどの探査にも用いられる方法。
 春日古墳は、直径約30メートル、高さ約6メートル。豪華な副葬品や未盗掘の石棺が発見された藤ノ木古墳(6世紀後半)の北東約150メートルにあり、時期的にも近い。また7世紀創建の法隆寺にも近く、関係する有力者が葬られた可能性も指摘されている。

 同研究所の石黒勝己特別研究員によると、空洞は墳丘中心部にあり、ほぼ南北方向。幅は1・8メートル、高さ2メートル前後と推定される。今後、さらに調査し、構造を明らかにする方針。石棺の有無や、未盗掘かどうかは分からなかった。

 

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