産経フォト

5千年間に6回噴火 本白根山「思った以上に活動的」

ニュース

5千年間に6回噴火 本白根山「思った以上に活動的」

更新 sty1801290013
 スキー客が撮影した、噴火した本白根山の噴煙=23日午前、群馬県草津町  スキー客が撮影した、噴火した本白根山の噴煙=23日午前、群馬県草津町
 噴火した草津白根山の山肌にあいた複数の噴火口。水蒸気などが噴出する様子は確認されなかった=28日午後、群馬県草津町
画像を拡大する
 噴火した草津白根山の山肌にあいた複数の噴火口。水蒸気などが噴出する様子は確認されなかった=28日午後、群馬県草津町フルスクリーンで見る 閉じる

 23日に噴火した草津白根山の本白根山(群馬県)は、過去5千年間に少なくとも6回の噴火を繰り返したことが最新の研究で分かってきた。専門家は「思った以上に活動的だ」と指摘している。
 富山大の石崎泰男准教授(火山地質学)らが本白根山の地質を調査したところ、5千年前以降に噴石を出す噴火が少なくとも5回起こった痕跡を確認。最も新しい噴火は1500年前ごろだったという。
 「新たに確認した5回の噴石噴火は、噴石の分布範囲を考えると、今回の噴火よりも大きかった可能性がある」と石崎准教授。5回の噴火に加えて、5千年前にはやや規模の大きなマグマ噴火が発生し、本白根山の火山体の本体ができたとみられる。「これまで考えられていたよりも本白根山はずっと活動的だったのではないか」と話す。

 噴火した草津白根山の山肌にあいた噴火口(左下)。右上はロープウエーの山頂駅=28日午後、群馬県草津町
画像を拡大する
 噴火した草津白根山の山肌にあいた噴火口(左下)。右上はロープウエーの山頂駅=28日午後、群馬県草津町フルスクリーンで見る 閉じる

 火山に詳しい日本大の高橋正樹教授(火山地質学)も、今回のような水蒸気噴火は地層に噴火した跡が残らないと指摘。本白根山で1500年前以降にも起きていた可能性があるとみる。高橋教授は「噴火に備えて避難用シェルターを増やすなどの対策を充実させるべきだ」としている。

 

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング