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文化財改修の制限弾力化 歴史的建物、活用しやすく

遺跡・建造物

文化財改修の制限弾力化 歴史的建物、活用しやすく

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国の重要文化財に指定されている旧奈良少年刑務所=奈良市 国の重要文化財に指定されている旧奈良少年刑務所=奈良市
国の重要文化財に指定されている旧奈良少年刑務所=奈良市
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 国の重要文化財になっている歴史的建物を観光資源として活用しやすくするため、文化庁は従来の厳格な改修制限の弾力化を進めている。昨年7月には、旧奈良少年刑務所(奈良市)のホテル転用に向け、壁の撤去を伴う大改修を初めて許可した。重文建物は全国に約2500件あり、今後も申請があれば柔軟に対応する方針だ。
 重文の現状変更には国の許可が要るが、どの程度まで許可するかについては明文規定がない。これまで文化庁は壁や床といった重要部分の変更は例外的にしか認めてこなかったが、今後は建物の一部を残すなどして歴史的な価値を伝えることを条件に、大改修の道を広げる。
 同刑務所の建物は明治期の洋風建築で「旧奈良監獄」の名称で重文に指定されている。所有者の法務省から転用を請け負った業者は、法定の客室面積を確保するため約5平方メートルの独房の壁を撤去し、3房を1部屋にする計画。文化庁は5棟ある監獄棟の1棟を元の姿のまま残し、公開することを条件に許可した。

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