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福島の旧警戒区域に書店を 柳さん、ネットで資金募る

東日本大震災

福島の旧警戒区域に書店を 柳さん、ネットで資金募る

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 小劇場で開かれたプレイベント「cascade破水」。朗読劇などが披露された=24日、福島県南相馬市小高区  小劇場で開かれたプレイベント「cascade破水」。朗読劇などが披露された=24日、福島県南相馬市小高区

 旧警戒区域を「世界一美しい場所」へ-。作家の柳美里さん(49)が、福島県南相馬市小高区のJR小高駅前にある自宅を改装したブックカフェを開く準備を進めている。高校生が帰宅する電車を待つ間に読書やおしゃべりをしたり、他の地域に避難していて一時帰宅する人や高齢者が気軽に立ち寄ったり。そんな「居場所」を来年4月にオープンしようと、クラウドファンディングで資金を募っている。

 福島県南相馬市小高区の自宅前に立つ柳美里さん。入り口も大きく開放する形で改装しブックカフェを開く=24日
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 福島県南相馬市小高区の自宅前に立つ柳美里さん。入り口も大きく開放する形で改装しブックカフェを開く=24日フルスクリーンで見る 閉じる

 小高区は、東京電力福島第1原発の事故後に原則立ち入りができない警戒区域となり昨年夏、一部を残し避難指示が解除された。柳さんは東日本大震災発生の翌年から南相馬市の臨時災害放送局でラジオ番組を受け持ち、その縁で2015年に神奈川県鎌倉市から南相馬市原町区に転居。今年7月に小高駅前に再転居した。ブックカフェの名前は「フルハウス」。柳さんが初めて出版した小説のタイトルで「大入り満員」の意味もある。世界的建築家の坂茂さんがボランティアで設計を担う。

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