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巨大望遠鏡、能力数倍に 南米チリのアルマ

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巨大望遠鏡、能力数倍に 南米チリのアルマ

更新 sty1712140003
 南米チリにあるアルマ望遠鏡の電波アンテナ群=11月24日、チリ北部のアタカマ高地(共同)  南米チリにあるアルマ望遠鏡の電波アンテナ群=11月24日、チリ北部のアタカマ高地(共同)

 南米チリで日本や米国、欧州などが運用する電波望遠鏡「アルマ」を改造し、観測性能を数倍に高める構想が進んでいることが14日分かった。より遠くの天体を見ることができるようにアンテナ群を巨大化し、電波の受信能力も高める。2020年ごろから段階的に性能を上げ、30年以降に「次世代型」に生まれ変わるのを目指す。

 アルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡の観測データを合成した銀河の画像。電波の観測によって、銀河の中心部とリング状のガスに含まれる元素の違いが分かる(アルマ望遠鏡・ハッブル宇宙望遠鏡提供)
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 アルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡の観測データを合成した銀河の画像。電波の観測によって、銀河の中心部とリング状のガスに含まれる元素の違いが分かる(アルマ望遠鏡・ハッブル宇宙望遠鏡提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 恒星の周りのちりが集まって惑星が誕生する様子や、謎が多いブラックホールの活動を詳しく捉えることができると期待される。

 アルマ望遠鏡はチリ北部の標高5千メートルに設置した66台の電波アンテナ群。電波の特長を生かして全体で直径16キロの巨大アンテナのように働かせる仕組みだ。次世代型ではアンテナの間隔を空けて全体の範囲を広げ、巨大アンテナの直径を30キロにする。大気のゆらぎを補正する装置を加え、波長が短い電波をうまくキャッチできるようにすると、今の6倍近い能力が実現するという。

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