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石碑で囲んだ王族の墓 突厥の蒙東部拠点か、阪大

遺跡・建造物

石碑で囲んだ王族の墓 突厥の蒙東部拠点か、阪大

更新 sty1712080019
 「ドンゴイン・シレー碑文遺跡」の発掘作業(モンゴル国科学アカデミー提供)  「ドンゴイン・シレー碑文遺跡」の発掘作業(モンゴル国科学アカデミー提供)

 モンゴル東部で、古代トルコ文字「突厥文字」による大型石碑で王族の墓を囲んだ「ドンゴイン・シレー碑文遺跡」を発掘したと大阪大の大澤孝教授(古代トルコ史)らのチームが8日、発表した。

 モンゴル東部で発掘された「ドンゴイン・シレー碑文遺跡」の復元イメージ(モンゴル国科学アカデミー提供)
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 モンゴル東部で発掘された「ドンゴイン・シレー碑文遺跡」の復元イメージ(モンゴル国科学アカデミー提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 石碑は14本もあり、配下の部族の印章も多く刻まれていた。また被葬者が「東方の王族」という称号も持っていたことからチームは「モンゴル最東方に位置する突厥の一大拠点だったことを明示する貴重な史料だ」と話している。

 突厥は、中央ユーラシアの草原地帯で初めて文字を発明した部族として知られる。調査はモンゴル国科学アカデミー歴史・考古学研究所との共同研究で、2015~17年に実施した。

 石碑は、いずれも花こう岩製で、復元すると長さはそれぞれ約4~6メートル。これまで発見された突厥石碑では最大級といい、うち12本は被葬者を埋葬した石槨を囲うように置かれ、別の1本が石槨そばにあったとみられる。

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