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絶滅危惧2種14年ぶり確認 有明海干潟「環境保護を」

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絶滅危惧2種14年ぶり確認 有明海干潟「環境保護を」

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 佐賀県の有明海で見つかったヒメモクズガニ(小宮春平さん提供)  佐賀県の有明海で見つかったヒメモクズガニ(小宮春平さん提供)
 フタツトゲテッポウエビの標本(熊本大の逸見泰久教授提供)
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 フタツトゲテッポウエビの標本(熊本大の逸見泰久教授提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 環境省のレッドリストの絶滅危惧種に指定されている甲殻類の「ヒメモクズガニ」と「フタツトゲテッポウエビ」が佐賀県鹿島市の有明海の干潟で見つかった。専門家は国内で確認されるのは約14年ぶりとしており、「2種は何らかの共生関係にあるとみられ、両方同時に絶滅しないよう生息環境を守っていくべきだ」と話す。

 福岡県などによると、ヒメモクズガニははさみの内側に毛が生えているのが特徴で、甲羅の幅は約2.5センチ。フタツトゲテッポウエビははさみの付け根に二つのとげがあり、全長約5センチ。国内の確実な生息地は有明海に注ぐ筑後川で、採集例は極めて少ないという。

 子どもの頃から干潟の生物採集を続ける福岡県久留米市の小宮春平さん(19)が8月中旬、仕掛けた網にヒメモクズガニが入っていた。同じ日に約1.5メートル離れた場所でフタツトゲテッポウエビも見つけた。

 標本と照らし合わせるなどして正式に確認した熊本大学の逸見泰久教授(海洋生態学)は「生息場所は海岸近くで人間の影響を受けやすい。環境を守っていくことが重要だ」と訴える。

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